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には力を入れています。
その他、各地区自主防災組織や各学校、事業所等から訓練依頼があれば、積極的に指導に訪れています。
(二)防火協会による活動
会員数は約六〇〇事業所で、防火思想の普及宣伝、消防施設の強化、火災予防を推進し、併せて産業の発展と、住民共同の福祉の増進に寄与することを目的としています。

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主な事業として、通報・消火・救護競技会、屋内消火栓操法競技会、先進地視察及び防火管理研修会、自衛消防訓練の見学、危険物取扱者試験予備講習会、その他各種講習会を実施しています。
また、毎年冬休みに、管内の小学生を対象に防火ポスターや、中学生・高校生・一般を対象に、防火標語を募集し、入選作品を春の火災予防運動期問中、市立図書館等管内随所にて作品を展示し、住民の防火意識の高揚を図っています。

 

二 ファイヤーフェスティバルを開催
伊賀南部幼年少年婦人防火委員会では、秋の火災予防運動の一環として、消防と住民とのふれあいを通じ、火災予防思想の普及を図ることを目的とし、ファイヤーフェスティバルを隔年に開催しています。
平成八年は、一一月一〇日(日)に開催し約二、○○○名が参加しました。表彰式の後、かわいいい法被姿をした幼年消防クラブ員による鼓笛隊の演奏で幕をあけ、消防車両の展示、煙の充満したビニールトンネルの中をくぐり抜ける煙道避難体験、消火体験(消火器・天ぷら・D級ポンプ)、救急、一一九番通報体験、防災機器等の展示、非常食の試食、消防なんでも相談、もちつき、たこやき、やきそば等の各コーナーにはたくさんの参加者が集まりました。また、はしご車による放水訓練や、三重県防災航空隊の防災ヘリコプター「みえ」との合同訓練もあり、訓練後見学できるとあって、大変好評を得ました。

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やはり、はしご車と防災ヘリコプターの効力は大きいと痛感しました。

 

おわりに
私たちは、だれもが安心して暮らせるまちの実現を目指し、住宅防火対策や、地域における防火体制の充実など、さまざまな企画を実施していますが、予防行政を進めるには私たち消防職員のみならず、住民の皆さんの協力と、消防行政に対する理解なしでは考えられず、「自分の命は自分で守る」をいかにより多くの住民の方に理解してもらうか…を常に考え、努力して行きたいと思います。
(冨山誠司)

 

 

 

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